色の組み合わせ

色を組み合わせる事は、配色によって表される感情表現や、現実的効果を考えた上で、その状況に応じて、行われる行為です。例え、単色でオリジナル幕・シート制作を行った場合であっても、生地が本来持っている色と、プリントや名入れ印刷により追加される色とを、組み合わせて考える事になりますので、絶えず、見せ方と見え方を意識しなければなりません。

絵柄と文字の関係性

絵柄と文字の関係性は、幕・シート上で表現される色の組み合わせを考える上で、欠かせない要素です。作成予定の生地が持つベースカラーを元に、彩りを考え、柄や文字などの見え方を考慮します。見せ方を間違いますと、伝えたい情報が伝わりません。

色の濃淡や寒暖など様々な対比を活用し、適切な表現を幕・シートに行って頂き、用途に最適なデザインを施して下さいませ。

表現と再現の関係性

オリジナル幕・シートの中には、写真画像などを取り込み、フルカラープリントで表現されたデザインが生地表面に再現される事も多く、広告宣伝や販売促進、情報発信などを行う上で、とても良く目立つ、格安オーダー横幕として、活用されております。

写真を用いた表現は、視覚にうるさくなる場合もあり、幕・シートへの再現状況を考慮し、バランスを考える必要がございます。

効果と効率の関係性

赤や黄と行った、発色性の高い色は、非常に目立つ物として広く浸透しております。それは日常生活の中でも確認できる事で、信号や工事現場などの危険地帯に採用され、警告を発するカラーとして、瞬間的にも視線を誘導しております。

しかし、ただ目立つ効果を追求した幕・シート制作は、色がぶつかり合う可能性が高く、宣伝効率を下げる可能性もございます。

白と黒の関係性

最も黒い色で印刷された文字を、すっきりと自然に見せるのは、白だと思います。それは互いが、最も遠い位置にいる存在である為で、こうしたメリハリある色同士の組み合わせは、オリジナル幕・シート作成を行う上で、非常に扱いやすいです。

またあえて近しい色同士を、プリントや印刷、染色する事は難しいですが、お洒落な幕・シートとして、演出する事が可能です。