製作用語集‐生地
オリジナルデザインによる神社幕の激安オーダー作成の際に利用される生地についての用語を一覧にしてご紹介させて頂きます。基本的には全て綿素材となりますが、その中でもさらに細分化されており、それぞれで特性に違いがございますので、是非、参考までご覧頂ければと思います。
- 天竺木綿
平織りされた最も基本的で代表的な綿生地素材がこちらの天竺木綿です。その昔、インド(天竺)からこの日本に伝えられてきたという由来からこの名前がついたと言われております。そしてこの日本では伝統的に、さまざまな幕の素材としても広く活用されており、もちろん神前幕の生地素材としても利用されています。昔ながら自然な風合いを醸し出したい場合には最適な素材のひとつかと思います。
- シャークスキン綿
専門店であります当社では神前幕用の綿素材もいくつかご用意させて頂いておりますが、その中でもこちらの綿素材の表面はその名の通り、鮫の肌に似たザラザラとした手触りがあります。昔から特に風呂敷などにも利用されております生地素材で、化学線素材では醸し出すことが出来ないその独特の風合いから古くから人気があります。
- カツラギ綿
太い番手の糸を使って綾織りされた厚手の綿素材です。耐久性に優れておりますため古くから神前幕の素材にはよく使用されていたほか、作業用ウェアなどの生地素材としても活用されています。伝統的かつナチュラルな風合いを出したい場合におすすめの生地素材です。
- 10番天竺木綿
番手というのはその生地資材に使用されております糸の太さを表すための単位であり、この数が大きくなるほど使用されている糸は細くなり、反対に小さくなるほど糸は太くなります。そしてこの10番手というのは比較的太い糸を使用していることを意味し、この糸で作成された天竺木綿というのは一般的なものよりも厚手となり、その分これを使用して制作されたオリジナル神前幕も耐久性に優れた仕上りとなります。