製作用語集‐染め
オリジナルデザインを神社幕に表現する際、よく使用される代表的な用語をご紹介致します。製法につきましては、それぞれで特徴がございます上、ご利用になられる環境や生地素材、作成枚数等でこれは変わってきますので参考までにお読み頂けると幸いです。
- 反応染め
アルカリ性の特殊な反応液を使用し、神前幕の綿の成分であるセルロースと化学反応を起こさせることにより、希望する色へと着色していく染め方法です。これは使用する生地が綿素材の場合にのみ行う染め方法のひとつで、生地素材を風合いを変えることなく、自然な仕上りとすることが可能です。
- 顔料染め
顔料インクを使用して生地素材を染めていく方法で、こちらも綿素材にのみ使用される染め方になります。この際に使用する顔料インクですが、これだけでは神前幕の生地素材に固着することが出来ないため接着剤と混ぜ合わせて使用します。細かい表現も得意で発色も良いのですが、生地の上にインクを乗せていく製法となるため、表面はややごわつきます。そのため全面的にというよりは、ワンポイントでオリジナルデザインを入れたい場合などにおすすめです。